だいすきを叫びたい

ゆるオタの垂れ流し

ひたむきな恋のお話 Reading♡Stage 百合と薔薇

こんにちまんもす!めっちゃ暑い!溶けそう!
今1番欲しいものはポルジョのジェルファンデの上から付けて良い感じになるお粉です。
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Reading♡Stage 百合と薔薇6/14公演を観劇してきました~!
同性愛の朗読劇、どんな感じになるのだろうと思っていましたが、もうめっちゃ堤幸彦ワールド。
TRICKとかSPECが好きで同性愛に抵抗が無い方はもし再演があったらぜひ観劇して欲しいです。


Reading♡Stage 百合と薔薇

登場人物
五所川原シノブ なだぎ武さん。看護師。おしゃべり好きで時折お姉言葉で話す。既婚子持。
天野ヒカル 外科医。クールで女性看護師からモテモテだが、実は怖がりでオカルト好き。
柴崎アキラ 外科医でヒカル先生の同僚。明るくお調子者で、ヒカル先生の事が好き。
夏目ユウキ 今をときめく売れっ子アイドル。愛称はゆうきゃす。数多の女性と噂があるが、実は男性と付き合っている。

あらすじ
ある日、ロッカールームでヒカルを待っていたアキラはヒカルに食事に誘われる。
相談があるというヒカルにもしや告白…?と浮かれるアキラだが、打ち明けられたのは「実はオカルトが大好きで、病院のトイレですすり泣く声が聞こえるという噂が気になるが1人じゃ怖いので一緒に確かめに来て欲しい」というものだった。
告白ではないことに落ち込むも、ヒカル先生と2人ということに浮かれてOKするアキラ。
その帰り道、2人の前に人気俳優の夏目ユウキが現れる。
酔っぱらったアキラが無遠慮にユウキに絡み、その非礼を詫びるヒカルとのやり取りを羨ましいというユウキ。
ヒカルに「人助けだと思ってキスして欲しい」と頼み、無理やりキスをしてしまう。
その直後、3人の元にトラックが突っ込んできて事故あってしまう。
アキラ達の病院に入院したヒカルとユウキだが、幸い命に別状はないものの、どこかアキラと五所川原の様子がおかしい。
疑問に思うものの、ユウキが実は男性と付き合っているというカミングアウトを受け、距離を縮めていく3人。
そしてアキラは「ヒカル先生にUFOを見せたい」という願い叶える為、ユウキに強力を求めるが…。

実は病院の中でヒカルとユウキが見ていたアキラは幽霊で、本物のアキラは事故により意識不明の重体でずっと集中治療室にいた。
五所川原にその事実を告げられ、2人が病室に駆け付けた時にはもう危篤の状態。
一時的に意識を取り戻したアキラに、ユウキはヒカルに告白するように促す。
ユウキの励ましでヒカルに告白したアキラは、無事にヒカルに受け入れてもらえて息を引き取る…。

 

人によってはバッドエンド、もしくはメリーバッドエンドのお話です。
でもそこまで悲しくならなかったのは堤さんならではのちょっと変な演出だからかな、と思いました。
まぁオカルトが出てきた時点でアレなんですが、まずUFOが緑のたぬき赤いきつねでした。
は?って思いますよね?私も思いました。
ヒカルとアキラが食事をしていた居酒屋のメニュー名もなんかとんでもなかったです。
食べ物風なちゃらとか牛の一頭踊り食いとか。
その都度モニターに映し出される映像がこれまた堤監督という感じ。

 

はっきり言えば、同性愛のお話である必要性は感じませんでした。
でも女性同士である必要も異性である必要も感じなかったので、これはアキラのひたむきな恋のお話だと思います。

アキラは恐らくバイかゲイで、周りに公言はしていませんが行動や言動の端々から「ヒカル先生が好き!」という感情が駄々洩れです。
(モノローグではヒカル先生とあらぬ妄想をしているので観客には初めから伝わっています)
ヒカル先生に普通に恋をして、大好きで大好きで仕方なくて、わざと仕事が終わる時間が合うようにロッカールームで待ち伏せしたり、ヒカル先生の為にUFOを見せてあげよと必死に頑張る。
「ただもう1度ヒカル先生にUFOを見せてあげたいって思ったんだ」
純粋に真っ直ぐ「好き」という感情を表現するアキラが好きだなと思いました。
これは恐らく演じている役者さんによって左右されると思うのですが、さなさんのアキラはそう感じました。

逆にヒカルはノンケで、男同士なんか考えたこともないタイプ。
アキラがどれだけ接近してアピールしても全く気付かない。
ユウキが男性と付き合っているとカミングアウトしても「否定はしないけど肯定もしない」
それでも、それだけアキラが近くにいることを許す何かがヒカルの中にはあったのかな、と思いました。
それが最後、アキラに告白された時に自分の中で形になって「今更気付くなんて」という部分に繋がるのかなと思いました。

ユウキは固定観念で雁字搦めになってしまっている子。
自分が性的マイノリティであるということに悩み、さらに世間から注目されている仕事をしている為にカミングアウトも、堂々と恋愛することも出来ない。
スタイリストの彼氏とは上手くいかず、そんな中身近に同じく男性を恋愛対象として、自分を人気俳優である「ゆうきゃす」ではなく1人の「夏目ユウキ」として接してくれるアキラが現れたら、そりゃそっちにいっちゃうよね…って言う。
でも、最後にちゃんとアキラの背中を押してあげられる良い子すぎるところが好きです。

ユウキの俳優さん、声優さんもされているみたいで、声が可愛いなぁと思いました。
ただ見ていてちょっとハラハラする部分が多かったので、今後に期待ですね。
個人的には前日のキャストのゆうきゃすがめちゃくちゃ見たかったです。
再演したらキャストそのままでやって欲しい…無理かな…。

脚本も演出も面白いのですが、やはり練習不足感が出てしまっていて勿体ないなぁと…。
公演中にもいじられていましたが、ヒカル役の方前日まで海外にいたし…。
逆に半日であそこまで仕上げるのすごい。

なだぎさんのアドリブが多めで、でもそれが芝居の雰囲気をぶち壊す感じではなくてとにかく楽しかったです。
ところどころネタが古いと笑い声が疎らで「え、わかんないの!?ジェネレーションギャップ!?」ってなっていましたが…。

アキラは死んでしまうのですが、なぜかヒカルとユウキはその後一緒に暮らしています。
恋愛感情ではなく、あくまで楽だから一緒に暮らしているということでしたが、それも1つの愛のかたちなのかなと思いました。
そして自ら黒い額縁を持って遺影の体で出てくるアキラ。
ヒカルとユウキ、そしてなぜかいる五所川原がかっぱが出るらしいから見に行こう!と話しているところに一緒に行きましょうよ~!と出ていきます。
そこでヒカルに「化けて出るにはまだ早い!」と怒られて物語は幕を閉じます。

アキラが死んでしまい、両想いなのにもう一生結ばれないアキラとヒカルはバッドエンドなのかもしれません。
でもこういう、この先の展開をご自由に想像してください!っていうお話がすごく好きです。
受け取った側が自由に想像出来る空白って良いですね。
もしかしたらこの後、中々成仏しないアキラを成仏させるためにヒカルとユウキと五所川原が奮闘するのかもしれないし、このままヒカルが死ぬまでずっと幽霊のアキラが側にいるのかもしれない。

私はハッピーエンドがだいすきなので、きっとこの3人はこれからも幽霊のアキラと一緒にドタバタとオカルト現象に巻き込まれていくのだと思います。

ヒカルとアキラの名前、漢字にするとどうなるんだろうと思った時に「光」や「晃」がどちらもヒカルともアキラとも読めるのが面白いなと思いました。

 


さて!!!!
とうとう私の刀ステが幕を開けます。
思い出がいっぱいある本丸のお引越し。
どういうお話になるのかとても楽しみです。

みなさま、季節の変わり目ですので体調には気を付けつつ推し事がんばってください。
いつもスターありがとうございます。


ついった

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