だいすきを叫びたい

ゆるオタの垂れ流し

チケット転売について思うこと。

最近ブロググループの事が話題に上がり、私もカテゴリーわけをしたのですが、このブログはどこに上げれば良いのか迷った為、カテゴリーを複数設定しています。
記事の内容やグループのことで不快にさせてしまった方がいらっしゃいましたら、申し訳ありません。

 

最近チケット転売のことが話題になっているので、私個人の主観で思うことを書いてみようと思います。
これはあくまで「私個人の主観」ですので、このブログで書いたことがすべてではなく、また私自身専門的な知識を持っているわけでもなく、さらに私自身が「転売は無くなった方が良い」派なので、そちら寄りの意見になってしまう事を重々承知の上お読みください。
このブログを書いている人は主にアニメ・声優系イベント、2.5次元系の舞台によく行く人間です。


1 なぜ転売行為が禁止なのか

www.tenbai-no.jp


今年、音楽業界の各アーティストがジャンル問わず集結し、このような声明を出しました。

転売の仕組みについては、話題にもなっていたオリエンタルラジオ中田さんのブログが分かりやすいのでこちらを引用します。

lineblog.me


チケット転売の線引きは各々個人で違うと思いますので、この記事内では「定価で買ったチケットを定価以上で譲渡する」ことにしたいと思います。
この定価以上には、チケットが手元に来るまでに公式に支払ったシステム手数料、配送料等も含みます。

では、なぜ「チケット転売は禁止」なのでしょうか。

1つは、各都道府県で制定されている「迷惑防止条例違反」という条例により、以下の2点が条例違反として禁止されているからです。

・転売目的でチケット類を公衆に対して発売する場所において購入し、または購入しようとすること。
・公衆の場で、チケット類を他者に転売し、または転売しようとすること。

しかしこちらの条例はいわゆる「ダフ屋」と呼ばれる会場付近で参加者に声をかけチケットの売買を行う方々への取り締まりになっており、ネット上での転売行為への取締りにはあまり意味を成していない気がします。

また、「物価統制令第9条の2および第10条」では、「不当に高価な」または「暴利となるべき」価格によって売買の契約をし、又は売買により金銭を受領する事を禁じており、違反すると同法第34条により「10年以下の懲役または500万円以下の罰金」に処されることとなっています。
こちら実際にチケット転売を取締った事例は存在するようですが、容体の限定が無いためダフ屋行為に当てはめることが難しいようです。
物価統制令の場合、チケットを売る方だけではなく「買う方」も処罰の対象となります。

さらに、良く耳にするのが「古物営業法」での取締りかな、と思います。
古物営業法は主に盗品が不正に売買されるのを防ぐ法律になり、古物の定義は下記のようになっています。
「一度使用された物品(鑑賞的美術品及び商品券、乗車券、郵便切手その他政令で定めるこれらに類する証票その他の物を含み、大型機械類(船舶、航空機、工作機械その他これらに類する物をいう。)で政令で定めるものを除く。)若しくは使用されない物品で使用のために取引されたもの又はこれらの物品に幾分の手入れをしたものをいう」
こちらは1度や2度の転売行為ではなく、チケットを定期的に転売目的で売買していた場合に当てはまる法律になります。
以前嵐のチケットで女性が逮捕された事例はこの古物営業法だったと記憶しています。


上記のように、チケットを利益目的に売買する行為は様々な条例や法律によって禁止されている為「違法行為」になる可能性があります。

 


2 転売行為が違法ならば、なぜチケットキャンプのようなチケット売買サイトが存在するのか

torisedo.com


チケットキャンプの違法性についてはこちらのサイトが詳しくまとめてくれています。

チケットキャンプ内でのチケット売買は転売であることは否めないのですが、それだけでは迷惑防止条例違反とは言えません。
前述した迷惑防止条例は「転売目的でチケット類を公衆に対して発売する場所において購入し、または購入しようとすること」と「公衆の場で、チケット類を他者に転売し、または転売しようとすること」ですが、明確にインターネット上を公衆の場として定められていません。
その為、チケットキャンプ内でのチケット高額売買は「グレー」ということになります。
定価以下でのチケット売買は転売には当たらないので、個人の判断に委ねられるチケットキャンプは限りなく黒に近いグレーだと思います。

チケットキャンプ内での売買が迷惑防止条例違反にならないからOK、というわけでもありません。
ジャニーズや舞台、その他のイベントなど、チケット販売時に「転売禁止」という文言を記載していた場合、運営各社・チケットキャンプ内での規約違反になります。
この「転売禁止」の一文、書いてない所がないくらいどのイベントでもほぼ確実に記載してありますので、チケット購入時点でこの規約に同意しているものと見なされると思います。

 

3 なぜチケット転売が横行するのか
小難しいことをつらつら書きましたが、チケット転売が条例違反なんてことはみんな知ってると思うんですよね。
では、なぜいけないと知りつつもチケット転売がなくならないのか。
私が思う1番の理由は「需要と供給」のバランスが取れていないからだと思います。
イベントに行きたいのにチケットが取れない。でもどうしても行きたいから数万円を払ってチケキャンやヤフオクで手に入れる。


十分な金銭的余裕があり、会社や学校も休みで、立地的に赴ける範囲で、どうしても行きたいイベントがある。
初めは正規の手続きでチケットを申し込んだけれど、一般まで頑張ってもチケットが手に入らなかった。
それでも、喉から手が出るくらい、どうしてもどうしても行きたい。
そんな時に、正規の値段の3倍でチケットが売られているのも見つけたら。
金銭的な余裕があるのならば、私はそのチケットに手を出します。

なぜか。

「いくら払っても、何があっても、どうしても行きたいから」

私にとってそのチケットは、正規の値段の3倍以上の価値があるものだから。
チケット転売がなくならないのは、こんな思いをしている人が大勢いるからだと思います。
正規の値段で行けるなら行きたいですよ。でも手に入らないのだから仕方がない。
今のチケット転売の現状はこういうことだと思います。

要は、需要と供給のバランスが崩れ、会場のキャパシティと行きたい観客の数が合わずチケットの価値そのものが跳ね上がり、結果定価よりも高騰しているということです。
近年会場不足の問題が深刻になってきているので(ブルーシアターも無くなりますし)、需要に見合った会場を公式側で用意出来ない事が何よりの問題だと思います。
また、舞台はイベントと違って公演期間が長く「複数回」入ることが前提にあると思うのですが、そうするとやはりチケットを抑えるだけ抑えて、日程の調整は後から行ったり、交換譲渡等を頻繁に行う必要が出てきます。
オタクというのはとてもお金のかかる趣味ですので、売れるならより高く売って、そのお金でまた舞台のチケットを購入して…。そうやってオタク活動をしている方もいると思います。


4 どうしてチケット転売がなくなって欲しいのか
元々声優系のイベントに10年ほど通っていた身で、舞台界隈は本当に最近通い始めたばかりのド新規ですので、声優系イベント目線でお話したいと思います。
本当にド新規の分際で申し訳ないのですが、声優界隈と舞台界隈でチケットに対する認識が結構違うなと感じるので、舞台界隈の方からしたら何言ってるんだこいつって感じかもしれないです

私が転売がなくなって欲しいと思う理由は「コンテンツが継続して欲しいから」です。
ここが声界隈と舞台界隈で認識の違いがあるところなのかな、と思います。
舞台って好きな俳優さんを応援しに行っているのであって、別に舞台そのものをまるごと応援しているわけじゃないと思うんです。
もちろん、特定の劇団を箱推ししている、テニスのようにずっと続いているコンテンツをずっと追いかけている人もたくさんいると思うのですが、転売チケットを入手してまでその公演に入りたいと思うのは、特定の俳優さんをとても強く応援している方だと思うんです。
そうすると、そのコンテンツそのものの継続よりも今その時にどれだけそのお芝居をしている俳優さんを見られるか、が重要になってくると思うんですよね。

声優の場合は、まずアニメやドラマCDなどのメディア媒体があってからのイベントなので、アニメの放送がある、CDが出続ける、ソシャゲのサービスが継続されている等コンテンツそのものが続いていないと生で会える機会はあまりありません。
コンテンツを継続させるためには、運営に利益を出してもらう必要があります。
昨今よく言われていますが、アニメの放送が続いて欲しかったら「円盤が売れる」必要があるんです。
なので、「チケットに3万払った、けれど円盤は1枚しか買わなかった。」という人より、「チケットは手に入らなかった、けれど円盤は5枚買った。」人の方が運営にとって余程ありがたい存在だし、極論ですがその人のおかげでアニメの2期が決まる可能性だってあります。
コンテンツそのものを応援している場合は「運営」にお金を落とす必要があり、チケット代に上乗せして払う分をグッズ代や円盤代に回せばその分コンテンツの足しになるということです。

勿論、声優のファンの方でも転売で良席を買う人はたくさんいますし、特に私の推しさんの界隈は手段を選ばずイベントに行くことを優先するファンが1番多いと思います。
でも、私が円盤を買うことよりも転売チケットを買うことを優先し、そうしてそういう人が多いせいでコンテンツそのものが終わってしまったら。
そう考えると、私はチケット転売がなくなり、その分公式にお金が流れるシステムが出来て欲しいなと思います。

高額転売反対!って声を上げてる人たちの中には、自分にチケットが流れてこない事を恨んで言っているのではなくて、そのお金が公式に流れずコンテンツそのものがなくなってしまうことを恐れている人もいるんだよ、と少しでも心に留めて頂けたら良いなと思います。


5 最近の身分確認実施の流れについて
ここ最近、界隈でにぎわっている身分確認について。
まず、私は最近身分確認が行われた舞台には1つも行っていないので、全てSNS上で見聞きした情報を元にしています。
その為、事実と異なる場合がありますので、その際はコメント等で訂正して頂けますと幸いです。

私個人の意見ですが、上記にも記載しましたがすべてのチケットには「他人への譲渡禁止」という旨が必ず記載されていますし、チケットを購入した段階でその事には了承したものと判断しますので、どんな状況であろうと、他人から譲ってもらった・交換してもらったチケットで入れなかった場合は全て自己責任だと思っています。
その事を事を踏まえた上で、個人的に気になったことを書きます。

★某国擬人化の舞台
転売チケットを当日券販売に回したことで、運営側が「チケット代の二重徴収」を行ってしまったこと。
今回はタダでさえ全員卒業ということで舞台その物の価値が上がっていたので、運営が動かざるを得ないくらい転売が横行してしまったのかもしれませんが、なら弾いた分は空席にするか無料で配れば良かったのにと思います。

★某アイドル舞台
「初日だけ」身分確認を行った意味が分かりません。
あれだけ公式に身分証持参を明記していたのだから、全日程身分確認を行うべきだったと思います。
2日目以降に行った人は転売チケットでも入れたのに、初日の人だけ弾かれるのはあまりに不公平かなと。


「身分確認」を行うこと自体は「転売を無くす」ことを目的としているなら意味のあることだと思います。
けれど現状では「碌な知見もないまま試験的に行った結果、「高額」転売ではないのに弾かれる人が続出」して阿鼻叫喚になっているように思います。
最近の運営がどういう思惑で身分確認を実施しているのか知りませんが、するならするでしっかりと対応していかないと、このまま運営と身分確認に対するヘイトだけ溜まっていくだけだと思います。


6 今後こうなればよいな、という希望
私が入っているFCも含め、アーティスト系のFCでも公式でチケットのリセール機能を導入しているところは多くあります。
高額転売されたチケットに手を出し公式にお金が落ちてこないことを憂いているなら、業界でこういうシステムの構築を一刻でも早く進めて欲しいです。
(かといってこの前発表されたぴあのものは手数料高すぎて話になりませんが)

また、ライブやイベントと違って1公演でも多く、しかも良席で入りたいファン層が多くついている舞台界隈は、そういったニーズにあった定価リセール機能が必要だと思います。
現状ではおけぴが近い役割を果たしていると思いますが、あぁいった定価での交換サービスを整備する方が身分確認を徹底することより先に公式がするべきことなんじゃないでしょうか。
今の公式は、お金や工数をかけず、闇雲に動いて反感を買っているだけな気がします。
本当に転売をなくしたいのであれば、もっと本腰を入れてお金をかけてしっかりと市場調査をした上でチケットのリセールシステムの開発をして欲しいです。

 

 

 


色々書きましたが、チケット転売って「違反行為」なのだから、入れなかったら「自業自得」であり、それをさも「被害者」のように振舞うのは、ちょっと違うのではないかなという違和感が私の中でずっと拭えませんでした。
私は舞台の界隈に足突っ込んで日も浅いし、きっと分かっていないことも沢山あると思うのですが、やはり自分の中のもやもやした気持ちを吐き出したくて記事を書いてしまいました。
あと、高いお金を払っても見たい、より良い席で見たいというのは愛ではなく「エゴ」だと思っているので、推しへの愛と自分自身のエゴをすり替えて美談のように話されるのも、正直ちょっとよく分かりません。
お花を出したりプレゼントをしたり、推しに何万も何十万も使う精神の根底にあるのは確かに「推しが好き」という気持ちだと思うのですが、でもそれって実際推しの為になっているんでしょうか。
高額チケットを買ったせいでお金が無くなってブロマイドやグッズが買えなかった、結果次の舞台に推しが出なかった。
その人が「なんで推しくんが出ないの!」って言っても、私には茶の間が舞台にも通わず喚ていることと同じだと思ってしまいます。
(舞台に通ってる分遥かにマシなのは重々承知ですが)
勿論高額転売チケットを買い漁り、推しのグッズも鬼のように買うファンの方々も沢山いると思うので、そういう方達の在り方は純粋にすごいなと思います。
私はどちらかと言えばチケット転売は無くなれば良いと思っていますが、でもどうしても見たいし入りたいからチケット転売に手を出してしまう気持ちもとても良く分かります。
ただ、最近は論点が「よりお金を払っている人の方が偉い」になっていて、「どこにお金を払っているか」の認識が薄いのではないかなぁ、と思いました。
最近話題の浪費図鑑にも大事なのは1人ではなく「集客」というようなことが書かれており、私1人どんなに舞台に通っても、良席で入っても、満たされるのは私自身のエゴであり、推しにとって利益にはならないのだぁと気付かされました。


全員が見たい舞台を、見たい席で、見たいだけ見れる、そんな世界がくれば良いのになと思います。

いつもスターありがとうございます。