だいすきを叫びたい

ゆるオタの垂れ流し

盲目信者のお話。



本当は最近見た作品の感想や推しのことをお話したかったのですが、少し、紫さんのお話をしたいと思います。

紫さんは去年の夏、とある事件がありました。
この事件とその後のラジオでの発言がきっかけで、徐々に徐々にファンが減っていくのを、悔しくても仕方ないなと思って見てきました。
彼は私達ファンに明確な一線を引いて、そうして矛盾する言葉で自分を守ったのだから、それが嫌だと言う人は沢山いるだろうし、裏切られたという気持ちも分かります。
私もあの発言には納得出来ていませんし、明確に引かれた一線を悲しくも思います。
けれど私は、彼の役者としての才能に惹かれて好きになって、結局彼がマイクの前に立ち続ける限りどんな彼でも好きなのだなと、自分自身に諦めています。

つい最近、紫さんのリリースイベントがありました。
体調不良で延期になってしまったあのイベントです。
元々SNSを嫌っていたところはあったものの、あの一件以来過剰に警戒するようになってしまって、今回もイベントに関するレポートはSNSではしないで欲しいと本人からお話がありました。
叩かれるのが嫌なんだろうな、誰だってそうだろうなと思うのですが、折角最近は丸くなって雰囲気も以前より柔らかくなったのに、また少し、言葉の選び方にも険のある彼に戻ってしまったような気がします。

このことに関して、彼は「SNSで拡散されてしまって、何も知らない第3者が見た時に不快にさせてしまったり、皆さんに何かあった時に僕は守ってあげられないので」と言っていました。
まぁつまりは揚げ足取られて炎上が怖いって事です。
でもそれを「会場にいない人はファンじゃないってことか」とか「CDを積んでイベントに行った人だけが偉いのか」とか、そう言った言葉を目にする度に、違うのになあと悲しくなりました。
そう思われるのも仕方ないのかもしれませんが、彼のお願いの意味はもっと違うのではないかなと思うのです。

そもそも彼は、あの事件が起きるずっと前から、座席で彼の言葉をメモに取ってSNSでレポートされる事を、嫌だと言っていたんです。
目の前に僕がいて、みなさんへ向けてお話をしているので、僕の声を聞いて欲しいと。
きっと、文書と生の言葉での微妙なニュアンスの違いや、流れで言った冗談をそこだけ切り取ったら悪意が生まれてしまったような、そういう事を嫌がっていたのだと思います。
彼は自分の言葉で私たちに届けたいと言っているだけで、その場でしか発信しないとか(そういうお話もありますが)、そこにいる人たちだけを特別扱いするようなことは言っていないのです。

きっと今回のお話だっていつかラジオや雑誌のインタビューで話すでしょうし、次の新曲の時や、別なイベントでお話する機会だってあると思うのです。
その場限りのお話もありますが、全部が全部そうなのではなく、また、そのイベントの参加者達だけを特別扱いするような、そういうような事では決してないと思うのです。

もちろんCDを購入して抽選で当たって参加しているので、多少の特典も特別感もありますが、しかし抽選ですので何か贔屓があったわけではありません。

きっとこういうお話が出る原因に、彼があまりにも人気で、リリースイベントだってCDを何枚も積まなければ参加出来ないような現状も理由の一つだと思いますし、その部分の不平不満はみなさん相当溜まってらっしゃると思います。
それが理由でファンを離れる気持ちも分かります。
元々人気のある人で、ファンとの距離は決して近くなく、またチケットも取れずグッズもすぐ売り切れてしまうような現状ですから、それが嫌でもっとファンとの距離が近い人に推し変するのも、それはそれで仕方ないと思います。

けれど、彼の言葉でない、他の人の、ましてや彼の嫌うSNSで拡散されているような言葉で、彼の事を勘違いされるのはとても歯痒く悔しいのです。
あの事があったから、その彼の言葉が信じられないのも分かります。
話していることに矛盾が生じているのも分かります。
けれど、その全てが私達への嘘ではないと、私達に心を開いていないわけではないと、そう思うのです。

私はあの事件の時に宗教だと言われました。
彼に対して盲目すぎるのも分かっています。
ただ、どうしても、誤解されたままでいるような気がして、嫌だったのです。
たかが一ファンの私が何を分かったようなことをという感じですが、それでも私は彼の全てが嘘だとは思えないのです。

幕張メッセで涙を流しながらここに立っていられることが幸せですと言った姿を、彼自身のままだと無理だからと、汗だくになりながら1日着ぐるみに入って1人1人と長い時間をかけてハイタッチしてくれた姿を、私は信じていたいのです。

きっと彼自身もあの発言が「間違えた」言葉選びだったと自覚していると思います。
けれどあの言葉は、少なからず彼の本心でもあったのだと思います。
夢を見せる仕事をしている彼は、確かに私達を裏切りましたし、今でも本当のことは話してくれず、おめでとうさえ言わせてもらえません。
イベントはやりたくないって言うし、話してる事はあのラジオの言葉と矛盾してるし、そのくせこうやって防御線を張ってくる。

もっと完璧に夢を見せてくれる人はたくさんいます。
多分彼はそれが下手で、不器用な人なんだと思います。

それでも私は、そんな彼が人間臭くて好きです。 
彼の声が、お芝居が、トークが、彼の才能の全てがだいすきです。
だから彼がマイクの前に立ち続ける限り、彼はずっと私の世界で1番だいすきな人です。

もし、気が向いたら

少しだけでも良いので、もう一度彼の声を聞いてみてください。